%XXVAli総合研究所
PC・キーボード

アリエクのUSBケーブル・ハブの選び方|W数・速度・eMarkerの見方

約7分で読めますXXV Ali総合研究所 編集部

アリエクのUSBケーブルやハブは、「100W」「10Gbps」などの数字が並んでいても、規格どおりかは表記だけでは分かりません。この記事では、USBの規格団体 USB-IF の公式資料をもとに、ケーブルとハブの表記の読み方、eMarkerの意味、ハブの給電、届いてから確かめることを説明します。

この記事の要点

  • 「USB-C」は差し込み口の形の名前で、速さやW数は別に書かれている
  • 3Aを超える(100W以上の)ケーブルにはeMarkerというチップが必要と規格に書かれている
  • 規格団体の認証ロゴのW数は60Wと240Wの2種類
  • 速さは「USB 5Gbps」〜「USB 80Gbps」の表記が規格団体の推す名前
  • ハブ経由の充電は、ハブ自身が使う分だけパソコンに届く電力が減る
目次▾

先に結論:「形」「電力」「速さ」は別々に見る

USBケーブルやハブを選ぶときは、差し込み口の形、流せる電力、データの速さを別々に確かめます。USB-IF は、USB Type-C(USB-C)は差し込み口(コネクター)の名前であって、USB 3.2 や USB4 といった速さの規格でも、USB Power Delivery(USB PD)という給電の仕組みでもないと説明しています。

見る項目 表記の例 意味
形 USB-C、USB Type-C 差し込み口の形。速さや電力はこれだけでは分からない
電力 60W、240W、5A 流せる電力と電流
速さ USB 10Gbps、USB 40Gbps データの転送速度
給電の仕組み USB PD 充電器と機器が電圧を相談して決める仕組み

同じUSB-Cの形でも、充電しかできない物から、映像やデータを速く送れる物までいろいろあります。商品名の「USB-C」だけで選ばず、仕様欄のW数と速さを見てください。

電力:60Wと240W、5AのケーブルにはeMarkerが要る

ケーブルの電力は、流せる電流(3Aか5Aか)で決まります。USB-IF は、USB PD の改訂(2021年発表)で最大240Wまで送れるようになり、それまでは20V・5A定格のUSB Type-Cケーブルで100Wが上限だったと説明しています。28V・36V・48Vの電圧で、140W・180W・240Wになります。

USB Type-C のケーブルとコネクターの規格書(Release 2.5、2026年3月)には、次のように書かれています。

  1. 3Aを超える電流に対応するケーブルは、すべて「Electronically Marked Cable」(eMarker 付きのケーブル)である。eMarker は、ケーブルの性能を機器に伝えるチップのこと。
  2. 速いデータ通信用の全機能のケーブル(Full-Featured)も、すべて eMarker 付きである。
  3. 以前の5Aのケーブルの区分は廃止され、240W(EPR)対応のケーブルに置き換えられた。EPR のケーブルは eMarker で50V・5Aと示す。
ケーブルの表記 電流 考え方
60W 20V×3A eMarker の無いケーブルの上限
100W 20V×5A 5A なので eMarker が要る
240W 48V×5A eMarker で EPR 対応を示す

「100W」「240W」と書かれているのに、説明に eMarker の記載が無いケーブルは、表記どおりの電流が流れない可能性を考えます。ケーブルが対応していても、充電器と機器の両方がそのW数に対応していなければ、その速さでは充電されません。充電器の選び方と PSE は充電器・モバイルバッテリーの選び方、PSEの確かめ方にあります。

速さ:「USB 10Gbps」のような表記を見る

データの速さは、USB-IF が推す「USB 5Gbps」「USB 10Gbps」「USB 20Gbps」「USB 40Gbps」「USB 80Gbps」の表記で確かめます。USB-IF は、製品名や箱では速さを数字で示すよう勧めており、USB 3.2 や SuperSpeed といった規格書の言葉は、消費者向けの名前として使うものではないとしています。

よく見る表記 速さ 注意
USB 2.0 最大480Mbps 充電用の安いケーブルに多い
USB 5Gbps / 10Gbps / 20Gbps 5〜20Gbps 「USB 3.2」の表記だけでは速さが分からない
USB 40Gbps / 80Gbps 40〜80Gbps USB4 の速さ

USB-IF は、USB 2.0 の USB-C ケーブルは USB 3.2 や USB4 の信号を送れず、速い機器同士をつないでも USB 2.0 の速さになると説明しています。速さを出すには、パソコン、つなぐ機器、ケーブルの3つがそろって対応している必要があります。外付けSSDなどを速く使いたいなら、ケーブルの速さの表記を必ず見てください。

認証ロゴは60Wと240Wの2種類

USB-IF の認証を通ったケーブルには、W数と速さを組み合わせたロゴを付けられます。USB-IF のロゴの使い方の資料では、ケーブルのW数のロゴは60Wと240Wの2種類で、たとえば20Gbpsで20V・3Aに対応するケーブルは「20Gbps/60W」のロゴを付けるとされています。

ロゴは、認証の試験を通り、USB-IF の一覧に載った製品にだけ使えるとされています。USB-IF のサイトには、認証された製品を探せる検索もあります。ロゴが無いケーブルが使えないわけではありませんが、表記を確かめる手がかりは少なくなります。写真にロゴが写っているだけでは、本当に認証を受けたかは分からないので、型番で検索できるかも見てください。

USBハブ:給電の方式とパススルーのW数

USBハブは、電源をどこから取るかで動きが変わります。バッファローは、ACアダプターから電源を取る方式を「セルフパワー」、パソコンのUSBポートから取る方式を「バスパワー」と説明しています。

方式 特徴(バッファローの説明) 向いている使い方
セルフパワー ACアダプターから電源を取る。つないだ機器に安定して電源を送れる 外付けHDDなど電力の大きい機器、複数の機器
バスパワー パソコンのUSBポートから電源を取る。機器が多いと不安定になることがある マウスやUSBメモリなど電力の小さい機器

USB-Cハブの「PD 100W パススルー」は、ハブに充電器をつないで、パソコンにも給電する機能です。このとき、ハブ自身が使う電力の分だけ、パソコンに届く電力は減ります。たとえば Plugable は、ある製品で最大100Wの充電器に対応していても、ハブ自身が約8Wを使うため、出力の合計は92Wになると説明しています。差し引かれる量は製品によって違うので、仕様欄の「最大出力」を見てください。

ハブで映像を出したい場合は、パソコン側のUSB-Cポートが映像の出力に対応しているかを、パソコンのメーカーの仕様で確かめます。ACアダプターが付くハブは、アダプターの PSE の表示も見てください。

届いたらすぐ確かめること

ケーブルやハブが届いたら、受け取りの確認の前に次の順で試します。

  1. 表記を撮る: ケーブルの端(コネクターの根元)やパッケージのロゴ・W数・型番を撮る。
  2. 充電を試す: 手持ちの対応する充電器と機器で、表記どおりの速さで充電されるかを見る。機器の画面に「高速充電」などの表示が出るかも手がかりになる。
  3. データの速さを試す: 外付けSSDなどで大きなファイルをコピーし、USB 2.0 並みに遅くないかを見る。
  4. 熱を見る: 充電中にコネクターやケーブルが触れないほど熱くなったら、使うのをやめる。
  5. ハブの全ポートを試す: すべてのポートで認識されるか、パススルー充電中にパソコンが充電されるかを見る。

eMarker の中身や流れている電流は、USB の電流チェッカー(テスター)で読める物もあります。ただし、その表示が正しいかは機器しだいなので、目安として使ってください。

説明と違う物が届いた場合は、受け取りから15日以内に申し立てができます(2026年10月時点)。手順は返金・紛争の開き方、送り返すときの条件は返品の方法にあります。

送料込みで比べる:安い物はまとめ買いに向く

USBケーブルは単価が安いので、送料の決まり方で総額が大きく変わります。

  1. 欲しいW数・速さ・長さを決め、国内の同じ表記の物の価格を控える。
  2. アリエクの価格に送料を足す。1点だと送料で割高になることがあるので、送料の条件は送料の解説、まとめ買いはよりどりの使い方を見る。
  3. トップのクーポン一覧で、合計額で使えるクーポンを探す。
  4. 課税価格の合計が1万円以下なら関税と消費税は原則かからない。税関の実行関税率表(2026年8月8日版)では、接続子を取り付けてある電気導体(8544.42)は無税の区分です。課税価格は、個人で使う物なら支払額×0.6が原則です(2026年10月時点・この特例は2028年3月末で廃止。関税の記事)。

よくある質問

USB-Cのケーブルならどれでも急速充電できますか?

できるとは限りません。USB-C は差し込み口の形の名前で、流せる電力はケーブルごとに違います。60Wを超える充電には5A対応で eMarker 付きのケーブルが要り、充電器と機器も対応している必要があります。

「100W対応」のケーブルにeMarkerは必要ですか?

必要です。USB Type-C の規格書では、3Aを超える電流に対応するケーブルは eMarker 付きのケーブルとされています。100Wは20V・5Aなので、eMarker の記載があるかを確かめてください。

充電ケーブルでデータは送れますか?

ケーブルによります。USB 2.0 のケーブルなら最大480Mbpsで送れますが、充電専用と書かれた物は送れないことがあります。外付けSSDなどを速く使うなら、「USB 10Gbps」のような速さの表記がある物を選んでください。

USBハブで100Wのパススルー充電をするとパソコンに100W届きますか?

届きません。ハブ自身が電力を使う分だけ減ります。ある製品では、100Wの充電器をつないでも出力の合計は92Wとメーカーが説明しています。製品ごとの最大出力を仕様欄で確かめてください。

USB-IFのロゴがないケーブルは使えませんか?

使えないわけではありません。ロゴは認証の試験を通った製品に付けられるもので、無い物は表記が規格どおりかを確かめる手がかりが少なくなるだけです。届いたら充電と転送の速さを試してください。

出典

¥1,000〜¥8,000の注文で使えるクーポンコード

注文画面で使えなかったコードは除いています。表示は最大10分前の情報です。

  • IFPJ17UZ未確認

    ¥4,655以上¥482 OFF

  • IFPU9YQC未確認

    $29以上 (¥4,582)$3 OFF

  • IFPUPNS0未確認

    ¥4,539以上¥470 OFF

すべてのクーポンコードを見る →

PC・キーボードの記事

今使えるクーポンコードを見る →